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【節税対策】相続財産が預金しかない母の相続税を資産の組み替えにより節税した事案

最終更新日時:2022年8月10日

財産状況

相談内容

ご相談者のAさんは、両親並びに夫の相続により現預金を合計約2億円取得しました。将来の自身の相続税が心配になり、ご相談に来られました。

問題点

弊社でお話を伺い、現状分析を行ったところ、次の問題点が洗い出されました。

①相続税が高い
長男Bさんの仕事が不安定

万が一、Aさんに相続が発生した場合に、長男のBさんは約5,500万円という高額の相続税負担が必要となります。また、長男Bさんは海外での料理の修業から、最近帰国しましたが、独立して出店したいと思っているものの、なかなか話が進んでいませんでした。

解決策

弊社は、上記の問題点を踏まえて、下記の提案を行いました。

資産の組み替え
レストラン事業の為の法人活用

①弊社は、長男Bさんの出店をAさんが援助する提案をしました。
まず飲食店経営の為に、長男Bさんを社長とした法人設立(C社)を行うこととしました。

②次に、Aさんが都内の渋谷区の店舗(土地と建物)を約15,000万円で購入し、C社へ貸し付けて長男Bさんの飲食店を出店することとしました。

法人設立の手続きや不動産購入も弊社が支援させて頂きました。

こうして、Bさんは念願の飲食店を出店することができました。Aさんも新たに取得した店舗不動産の土地に対して税務上の優遇された税制である小規模宅地等の特例(特定同族会社事業用宅 地等)を適用することが出来るようになり、万が一の際の相続税見込額が対策前の約5,500 万円から約800万円に下げることが出来、お客様に大変、喜んでいただきました。

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