【財産管理対策】障害のある子を持つ高齢の母の財産管理の為に信託を活用した事案
最終更新日時:2022年8月10日
財産状況
相談内容
ご相談者のAさんには、障害を持つ長男Bさんがいます。自身も高齢になってきたことから、今後のことが心配になり、ご相談に来られました。
問題点
弊社でお話を伺い、現状分析を行ったところ、次の問題点が洗い出されました。
①将来のAさんの財産管理に不安がある
②Aさんが亡くなった後の長男Bの生活に不安がある
万が一、Aさんが認知症となってしまった場合、銀行口座等は凍結されて出金等が行えなくなります。当然、長男Bさんの財産管理も困難になります。
解決策
弊社は、上記の問題点を踏まえて、下記の提案を行いました。
家族信託
弊社は、家族信託の提案をしました。
委託者とはAさんとし、受託者は仲良くさせて頂いているAさんの姪のCさんにお願いしました。これにより、万が一、Aさんが認知症等により自身の財産を管理できなくなった場合には、姪のCさんがAさんの財産管理を行うことが出来、Aさん名義の預金の引き出し等を行うことが出来ます。また将来、Aさんが亡くなった時には、委託者を長男Bさんに変更し、長男Bさんが受け取ったAさんの遺産の管理を姪のCさんにお願いするよう、合わせて提案しました。
こうして、Aさんの不安が解消され、大変、喜んでいただきました。